10月の北海道は紅葉も綺麗で、雪の降る前に観光するにはいい時期かと思います。
今回は道民目線で10月の北海道の気候や服装など、北海道観光の際のポイントをお伝えしたいと思います。
ぜひ北海道観光の参考にしてください。
天候
まず天候についてですが、月別の降水量で比べてみると10月の北海道は降水量が他の月に比べて多い傾向にあります。
北海道は本州の梅雨や台風による影響はあまりありませんが、10月11月に降る雨がだんだんと冬の訪れを運んできます。
体感でいうとこの時期が北海道民にとって一番寒く感じる気がします。
夏が終わり、秋の訪れを感じ、段々と日の入りが早くなり、朝晩寒い日が続き、「いよいよこれから冬が来る」と言うこの時期が北海道民は一番寒いと感じます。
ちなみに北海道では10月上旬と下旬でも気温差があります。
札幌市の場合、10月上旬の最高気温は20度前後、最低気温は10度前後になります。
10月下旬になると、最高気温は15度前後で最低気温は7度前後となります。
北海道で最も寒い陸別町では、10月の最高気温の平均は15度ほどです。
最低気温の平均は2度ぐらいとなっています。
さらに9月下旬から10月上旬にかけて、道北の旭岳や黒岳などの北海道の大きい山などでは初雪を観測し始めます。
初雪のニュースを見るたびに「この時期が来たか」とテンションが下がる道民です。
観光で訪れる方は北海道の季節の移り変わりも楽しんでくれたらと思います。
生物
気温差だけをみるとあまり差がないように感じますが、10月上旬はトンボが空を自由に飛び回っていますが、10月下旬になると、朝は霜が降りてトンボなどはいなくなってしまいます。
その代わりに雪虫というアブラムシの一種の虫が登場します。
雪虫は体に白い粉が付いている小さい虫で、2023年には札幌市の中心部にも大量発生し、大問題となりました。
雪虫は小さい虫のため、鼻の穴に入ってきたり、口の中に入ってきたり、服についたりします。
観光の際はマスクなどで対策されることをおすすめします。
2024年にも大発生するとの専門家の予想もあります。
10月20日ごろから2週間ほど大発生するとのことです。
秋の暖かさが原因で大発生とのことなので、地球温暖化の影響はこういったところにも出てきているんですね。
また、エゾシカは10月〜12月が繁殖期と言われており、この時期に北海道では鹿との衝突事故が一番多くなります。
北海道では毎年2,000件ほどの鹿との衝突事故が発生しているそうですが、そのうちの40%が10月から11月に発生しているそうです。
また16時以降に出没することも多く、日の入りが早まる北海道では鹿との衝突事故は注意が必要になります。
鹿は1匹でいることが少なく、団体で行動する動物なので、1匹いたら必ず複数頭いると思った方がいいです。
夜間の田舎道は道路脇に目が光っている動物がいないか注意して運転してください。
ちなみに北海道には「シカ注意」が道路に書かれている箇所もあります。(笑)
服装
この時期の北海道民はセーターや、フリース、コートなどの秋冬服を準備します。
男性も女性もブーツなどの靴を準備し始め、靴下はショートタイプからロングタイプに変えていきます。
さらにマフラーや手袋なども準備するなど寒さ対策には余念がありません。
10月の北海道でも気温が20度を超える日もあり、日中は半袖でも大丈夫な日もありますが、朝晩の冷え込みはだんだんと強くなるため、上に羽織るものが必要になります。
北海道観光の際には、天気予報をよく調べて朝晩と日中の気温差なども参考にしながら服装を考えたほうがいいと思います。
グルメ
10月の北海道は野菜や海産物などの収穫時期でもあります。
それに合わせてグルメイベントなども多数開催されますので、紅葉などと合わせてグルメに関するイベントに参加するのもおすすめになります。
特に海産物に関するイベントは10月は非常に多い月となっています。
根室のさんま祭りや、北見市で開催されるオホーツクの食を楽しむことができる「オホーツクマルシェ」、苫小牧市で開催される「ホッキまつり」など海産物をメインとするグルメイベントが多数開催されます。
ぜひ北海道の旬の海産物を楽しんでみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
だんだんと日が短くなり、冬へと近づいてくる北海道の10月ですが、紅葉や、グルメなど楽しみなイベントも数多くあります。
今回の情報を参考に北海道の秋を満喫していただければ幸いです。
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